”アバウト・タイム”愛おしい時間について
心温まる作品でした。
こんにちは。つむりです。
2013年イギリス映画。アバウト・タイム~愛おしい時間について~を観劇。
笑えて泣けてキュンとする。そんなハートウォーミングな映画です。
主人公ティムは時間を遡る能力があることを父親から教えられ、自分の人生に起きることを変えることができるようになります。
タイムトラベルを行うことによって「今」をもっと大事に出来る。そんなお話。
アバウト・タイム~愛おしい時間について~の
- あらすじ
- 見どころ
- ネタバレ感想
について解説します♪
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目次
”アバウト・タイム”~愛おしい時間について~
公開 | 2013年イギリス |
監督 | リチャード・カーティス(ラブ・アクチュアリー、パイレーツ・ロック) |
脚本 | リチャード・カーティス(イエスタディ、ノッティングヒルの恋人) |
本編 | 124分 |
出演 | ドーナル・グリーソン レイチェル・マクアダムス ビル・ナイ トム・ホランダー マーゴット・ロビー |
あらすじ
ティム(ドーナル・グリーソン)は21歳になると、父親のジェームズ(ビル・ナイ)から、一族の男子はタイムトラベル能力があることを告げられます。
ティムはこの能力を恋人を手に入れるために使いたいと考えます。
ロンドンで弁護士として働き始めたティムでしたが、当初なかなか思うような出会いはありませんでした。
ある日、メアリー(レイチェル・マクアダムス)という女性に出会い、心を奪われます。
しかしその後、下宿させてもらっている人間嫌いの脚本家ハリー(トム・ホランダー)の舞台で役者がミスを犯したため、その挽回の為にタイムトラベルを使います。
するとメアリーとは会っていないことになってしまい、メアリーにはチャラい彼氏が出来てしまっていました。
そこで、もう一度タイムトラベルをし、メアリーと彼氏が会う瞬間を阻止しました。
メアリーと結ばれ、特に不自由なく暮らしていたティムはタイムトラベルをすることもなくなっていました。
大雨の結婚式もメアリーのおかげで最高の記憶となり、娘も生まれ幸せな生活を送っていました。
ある日、妹が事故にあってしまいます。
事故の原因は彼氏との口論から始まっていました。
それを防ぐべくタイムトラベルを行うと、ティムの娘が息子に変わっていました。
父親に話を聞くと、自然の摂理はタイムトラベルには通用せずそういうことが起きてしまうとのことでした。
ティムはタイムトラベルを使わずに妹を救うことを決心し、彼氏と別れさせるべく時間をかけて説得しました。
彼氏と別れ、新しい恋をした妹にほっと胸を撫でおろしていたのも束の間。
ジェームズにガンが見つかります。
父親が息を引き取り、家族は悲しみに包まれてしまいます。
そんな中でもティムは幼少期に戻り、父に会うことが出来ます。
その後、メアリーから三人目がほしいと告げられます。
子供が出来てしまうと、タイムトラベルをして父に会うことが出来なくなります。
悩んだ末にティムは…。
”アバウト・タイム”見どころ
リチャード・カーティス監督最後の作品”アバウト・タイム”
”アバウト・タイム”~愛おしい時間について~でリチャード・カーティス監督は監督最後の作品になる。との発表がありました。
「実際はレッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー(2017)という15分くらいのロマンティック・コメディ・テレビ短編映画を制作したようです。」
こちらも気になるところですね♪
「残り24時間しか生きられないとわかったら何をする?」
そんなたわいない会話から生まれた本作。
時間と愛について考えさせられます。
イギリスでは公開後、初登場で第一位!
世界58カ国で公開され、興行収入は日本円で約93億円に!
ムービープラスアワード2014映画スペシャリスト大賞のベストカップル賞では1位に輝きました!
タイムトラベル
最初、父親のジェームズが「タイムトラベル能力」があることをティムに告げたときはびっくりしました。
急にそんなチープな!?とも思ったし、現にティムも最初ははいはいって感じがあってまぁそうなるわなと。
そんなタイムトラベルですが、使えなくなる理由がよかったなと(ストーリー的に)。
使うのも愛を手に入れるため、使えないのもまた愛のため。
すごくティムという男性は優しい。ジェームズも同じく。
こういう力はこういう人に使ってほしいなぁと。ほわほわしました。
駅のストリートミュージシャン
ティムとメアリーが付き合いはじめ幸せな日々を送っている中でいつも通る駅があり、BGMと共に歌っているストリートミュージシャンがいます。
このシーンで流れている曲はHow Long Will I Love Youという曲で、原曲はThe Waterboysなんですが、本作ではJon Boden, Sam Sweeney & Ben Colemanのバージョンで、しかもボーデン本人が出演しています。
「君をどれだけ長く愛せるだろう」
ほんと素敵な曲ですね。
原曲も是非聞いてみてください。
しっとりと染み込みます。
ロンドンの街並み
ティムが故郷を離れ、過ごすことになるロンドンの街並みは、様々な映画にも登場する美しい舞台です。
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パディントン駅…ティムがロンドンに降り立つ駅
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アビーロード…ビートルズのジャケットでお馴染みですね
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ダン・ル・ノワール…ティムが訪れた暗闇レストランも実在しているお店のようです
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ポートベロー・マーケット…監督が脚本を手掛けた「ノッティング・ヒルの恋人」に登場する有名な場所ですね
美しいシーンがいっぱいのロンドンの景色も是非楽しんでください。
また、ティムの故郷「コーンウォール」の豊かな自然も美しいです。
家族がみんな少し変わっていますが、自由でのびのび暮らせたのもあの美しい景色のもとで過ごしていたからでしょうね。
”アバウト・タイム”まとめ
人は永遠には生きられないし、それを理解していない。
こんなことをふと考えます。
ジェームズが亡くなった後に、もう会えなくなった家族や友人は涙を流しますが、ティムだけは、いつでも会うことが出来ました。
でも、それもずっとは続きません。
過去に身を寄せるのを止め、目の前の幸せを抱きしめに行きます。
家族を愛し、妻を愛し、子供を愛し、その愛が繋がってまた新しい愛が生まれて。
その優しさや、思いやりに心がほわっと温まる最高の映画でした。
大切な人をもっと大切に感じられる素敵な映画!是非ご覧くださいー!
また違った家族の愛のカタチ。
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