“フライトゲーム”を鑑賞しました。
『96時間』などでお馴染みのリーアム・ニーソン主演のアクションスリラー映画!
幼い娘を失い、妻も離れて行ったアル中の航空保安官ビル・マークス。
任務の為に飛行機に乗り込むが、大西洋を通過中に不審なメッセージが届く。
それは、1億5千万ドルを振り込め、さもなくば20分に一人を殺すという殺人予告だった。
犯人にまんまとハメられハイジャック犯として疑われ始めるビル。
ビルは無事に飛行機と乗客を守れるのだろうか。
【映画】フライトゲームについて解説します。
- “フライトゲーム”のあらすじ
- “フライトゲーム”の見どころ
- “フライトゲーム”のネタバレ感想
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目次
“フライトゲーム”
公開 | 2014年1月フランス |
監督 | ジャウム・コレット=セラ(エスター、アンノウン) |
脚本 | ジョン・W・リチャードソン クリス・ローチ ライアン・イングル |
本編 | 107分 |
出演 | リーアム・ニーソン ジュリアン・ムーア スクート・マクネイリー ミシェル・ドッカリー ネイト・パーカー ジェイソン・バトラー・ハーナー アンソン・マウント |
“フライトゲーム”登場人物
ビル・マークス(リーアム・ニーソン)
本作の主人公。機内でハイジャック事件に巻き込まれた航空保安官。ハイジャック犯と疑われながらも犯人を探す為に捜査を続ける。
ジェン・サマーズ(ジュリアン・ムーア)
飛行機内でビルの隣に乗っていた女性。胸に大きな傷がある。ビルを信じて捜査に協力し始める。
トム・ボーウェン(スクート・マクネイリー)
教師。空港でマークスに行き先を尋ねるが、軽くあしらわれる。後にその行動をマークスに不信に思われ、身柄を拘束されてしまう。
ザック・ホワイト(ネイト・パーカー)
ジェンに窓際の席を譲ってあげたスマートフォンのプログラマー。ビルに協力し、犯人捜しのためにスマートフォンのプログラムを作成する。
ジャック・ハモンド(アンソン・マウント)
ビルと同じく航空保安官。ビルに届いたメールを軽くあしらうが自身も問題を抱えていた。
ナンシー(ミシェル・ドッカリー)
パイロット以外で操縦室に入れる唯一の人物。マークスとは顔見知りであり、彼のアルコール依存症のことも知っている。
“フライトゲーム”あらすじ
アメリカ・ニューヨーク。
航空保安官のビル・マークス(リーアム・ニーソン)は、幼い娘を失い、妻も離れていったことが原因で酒に溺れ、アルコール中毒になっていました。
空港の駐車場で酒を入れたコーヒーを飲んだ後、登場手続き前に一服するビルに火を貸してくれと眼鏡のを掛けた男性が話しかけてきます。
どこに行くのか聞かれ無言を返すと、男性はアムステルダムに向かうとビルに伝えます。
一般客を装いロンドン行きの便に乗り込んだビルは、普段通りに任務を開始します。
仕事柄、乗務員やパイロットは顔見知りで、ビルのことも分かっているようでした。
搭乗し席に着くと、ジェン・サマーズ(ジュリアン・ムーア)が座席の手配に失敗した様子で乗り込んできました。
彼女はどうしても窓際に座りたかったようで、ビルの隣の男性に席を変わってもらえないかと交渉しました。
渋々ながら席を変わってくれた男性に礼をいい、ジェンはようやくシートに腰を下ろします。
いざ、離陸が近くなってくるとビルは持っていたリボンを手に巻き付け始めます。
その様子が気になったジェンが訪ねると、離陸の瞬間が苦手だとビルは話します。
離陸が近くなってくると気を紛らわせるようにジェンはビルに優しく色々な質問をします。
無事に離陸し、少し時間が経つとビルは席を離れ、トイレの火災報知機をテープで塞ぎタバコを吸い始めます。
飛行機が大西洋を通過している頃、ビルにメールが届きます。
そのメールには「指定口座に1億5000万ドル入金しなければ、20分ごとに飛行機内の誰かを一人ずつ殺害する。」という脅迫の内容が記されていました。
メールがイタズラとは思えないビルは、独自に捜査を開始しますが、彼をあざ笑うかのように次々と犠牲者が出てしまいます。
さらに、指定された口座はビル自身の口座でした。
それがマスコミにまで漏れてしまい、ビルの上司や乗務員、乗客からも彼自身が犯人なのでは?と疑いを掛けられます。
圧倒的に不利な密室でビルは犯人を探し出す為に1人捜査は続けますが…。
“フライトゲーム”見どころ
素行は悪いが正義感の強い主人公
ありがちではありますが、やはり憎めない「ルールは守らないが芯のある主人公」。
ビル・マークス(リーアム・ニーソン)は仕事前に酒は飲むわ、飛行機の中でタバコは吸うわ(これは犯罪になるので絶対にしないようにw)と素行には問題があるけれど、自分の信じるものに向かうスタンスは観るものを巻き込んでいく魅力がありますね!
リーアムのどこかさえないおやじ感もその辺を助長してそうですね。
※飛行機内での喫煙は航空法で定める「安全阻害行為等」に該当し、機長による「禁止命令」が交付され、命令に違反した場合は50万円以下の罰金の対象になります。
ジントニックを頼んだはずなのに
窓際の席を確保できたジェンに便乗してジントニックを頼んだビルでしたが、水を出されます。
当初は、仕事中でしょ!という無言のジェンの訴えかと思いましたが、話が進むにつれ、ジェンはビルにとってかけがえのない理解者であり、協力者だということが分かってきます。
そう考えると、このシーンで水を出したのはアルコール中毒のビルに対しての思いやりともとれますね。
犯人がまったくわからない
これが推理を楽しむ映画であればもうちょっとヒントを出せ!となるのですが、どちらかというとアクション要素が強く、追い込まれたビルがこの状況をどのように打破していくのかを楽しむ作品だと思うので、終盤まで犯人が一切分からなくてよかったなと思います。
そのおかげで、登場人物のほとんどが怪しく見えました。
後ろの座席の色っぽいお姉さんとか、医者、ちょい悪そうな若者、など色々な可能性が出てくるので目星をつけるのも難しいところです。
ただ、犯人が分かったときにはそう来たか!とちょっとワクワクしました。
圧倒的不利
普通に考えればハイジャックは犯人が不利に感じます。(着陸したら囲まれておしまいなのでは?)
ただ、ハイジャック事件の成功ともとれる事例があるのも確かです。
よど号ハイジャック事件やダッカ日航機ハイジャック事件などが有名でしょうか。
しかし、今作の事件はまず誰が犯人か分からない。その上、犯人が指定してきた口座がビルの口座だったこともあり、マスコミをはじめほとんどの人がビルを犯人だと疑っていました。
この時点ですでに不利な状況にあるビルでしたが、一番不利だと感じるのは「犯人がここで死んでもいい。」と考えているところでした。
NON-STOP
お察しの通り「NON-STOP」が原題です。
原題と邦題は少しズレた感じになりがちですが今回は割といいかも笑
犯人がゲームでも進めるようにビルを追い詰めていく感じが良かったなぁと思ったので。
NON-STOPというタイトルはスリリングな感じがしてそれもまたいいですね。
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“フライトゲーム”ネタバレ感想!
ニーソンは今作の航空保安官役にあたり、特殊部隊員による実際の訓練を受けたとのこと。
しかも、過去に実際に一般人に紛れて搭乗していた航空保安官を見つけたことがあるそうです。
(フライト中に人間観察をしていたニーソンがなんとなく気になって着陸後に航空保安官ですか?と話しかけたところまさに航空保安官だったことがあるそうです。やばw)
96時間などで安定のアクションを誇るニーソンとジャウム・コレット=セラ監督の再タッグ作品でありつつ、「ダイ・ハード」「マトリックス」のジョエル・シルバーがプロデューサーを務めた今作はバリバリのアクション作品。
ニーソンは190㎝近い身長があるのでやはり迫力がありますね。ただ、大きすぎるので苦労することもままあるそうです笑
狭い飛行機内でありながら、乗客との格闘シーンや、狭いトイレの個室でのバトルシーンは息もつかせぬスピーディーなものでした!
犯人がが誰なのか発覚したシーンはちょっとワザとらしいくらいの演出がありましたが、それと同時に更なる展開が訪れ最後まで本当に楽しめる映画になっています。
副機長の気合の着陸も手に汗握るシーンでした!
是非ご覧になってください!
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