こんにちは。tsumuriです。
ただの映画好きな僕が、知らぬ間に涙を流してしまった珠玉のおすすめ名作映画10選をご紹介させてください。
まだ、見てない作品がある方は是非とも一度ご覧になって頂きたい作品ばかりです。
あなたの心を揺さぶる映画がきっと見つかるはず。
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目次
おすすめ名作映画-洋画感動編-
グリーンマイル
1999年公開のアメリカ映画。原作はアメリカのホラー小説かスティーブン・キング(ペットセメタリーなど)
60年前の出来事をポール(トム・ハンクス)が回想する形で物語が始まる。
アメリカの刑務所で死刑囚の監房の看守を務めるポール。ある日、双子の少女を強姦殺人した罪で大男が連行されてきた。
その男はジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)という名前で、死刑囚なのに繊細で純粋な心を持っていた。
ある日コーフィはポールの尿路感染症を触れただけで治してしまう。その後、踏まれて瀕死になったネズミMr.ジングルスもその手で触れ命を救った。
これを見たポールや看守達はコーフィが不思議な力を授かった人間であると感じこのまま処刑してもいいものかと悩み始める。
「グリーンマイル」というのは、監房から電気椅子へ向かう古びた緑色の通路のことなんだ。
命に係わる仕事をしていると、そのことについて必要以上に考えなくなると思う。一つ一つの命が平等であったなら誰にも奪う権利はないし、本当は裁く事も難しい。
でも、大事にすることは誰にとっても必要で、もしその動きや流れが見えてしまったらどんなに辛い事かと想像してしまう。
身体の悪いものを一度自分に取り込んで口から吐き出す。まさに特殊な力を持っているコーフィは優しすぎた。
コーフィの罪の真相や、ポールの気持ち、死刑執行の日。
見終わった後の脱力感がものすごいです。
監督があの「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督なので、好きな方には間違いない作品かと。
号泣必至のおすすめの名作映画です。
きみに読む物語
2004年アメリカ映画。
認知症を患い施設で暮らす老婆の元に、足しげく通うデュークという初老の男がいました。彼は彼女の為にある物語を読み聞かせていました。
その物語はアメリカ南部であったひと夏の恋の物語でした。
アメリカ南部シーブルック。家族とひと夏を過ごすためにノースカロライナにきていた良家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)に地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)は一目で恋に落ちる。
半ば強引にデートに誘ったものの、二人は仲良くなり付き合うことになる。
ノアがいつか農場を始めたいという屋敷に一緒に行ったり、ノアの家にアリーが遊びに来たりと中を深めるが、アリーの両親は二人の関係を認めてくれないままひと夏が終わりを告げる。
大学生になったアリーに毎日手紙を出したが、返事が来ないまま戦争が始まりノアは徴兵される。
その後アリーは裕福な弁護士のロンと婚約するが…。
アリーがノアの家に遊びに行ったときにノアがテラスで読んでいた詩もいい。
話としてはとてもとてもシンプルなので余計な先入観も何もなく作品に入ってもらえたらと思います。
認知症の老婆に読むこの物語の結末にきっと涙が止まらなくなるでしょう。
良家との身分の違いによる確執ってきっといつの時代にもあって、それで悩んだり困らせたりもするんでしょうね。
でも、誰もがそんな思いしたくないしさせたくもない。ただ、幸せになってほしいだけなんですよね。
アリーの母親が自分の矛盾をどこかで感じながらもアリーを説得にくるところに色んな感情が芽生えてしまいます。
真っすぐなおすすめの名作ラブストーリー映画です。
是非ご覧になってください。
アイ・アム・サム
2001年公開のアメリカ映画。日本アカデミー賞の外国作品賞にもノミネート。
スターバックスで働くサム(ショーン・ペン)は知的障害を持っていて7歳程度の知能しか持っていなかった。
そんなサムに娘が生まれた。名前はルーシー・ダイヤモンド(ダコタ・ファニング)。母親はルーシーが生まれた後すぐに失踪してしまう。
それでも二人は幸せな生活を送っていた。
ルーシーが成長しサムの知能を超えてきた頃、サムにはルーシーを育てる能力が無い事を指摘され、ルーシーは施設で暮らすことになりサムはやりきれない思いでいっぱいになる。
サムはルーシーともう一度一緒に暮らす為、法廷で戦う決意をしエリート弁護士のリタ(ミシェル・ファイファー)に依頼する。
サムにとって不利な裁判に挑むのだが…。
撮影はスタバ発祥の地でもあるシアトルで行われたそうです。サムが働いているのも本物のスタバなんだって。
サム役のショーン・ペンが主演男優賞にノミネートされ、娘役のダコタ。ファニングは放送映画批評家協会賞、ヤング・アーティスト賞など数々の賞を受賞。
冒頭のサムがスタバで働くシーンで、知的障害を持っていることが分かる。僕個人としては、日本ではまだまだ知的障害の方が働く環境を整えきれていないんだろうなと感じるシーンでした。
最愛の娘の為に頑張るお父さんはどこの国でもどんな人でもきっとこうなんだろうなと思わせる溺愛ぶりで微笑ましい。
こんな自分が父親であることに苦悩するサムに娘のルーシーが「私はラッキーよ」というシーンでは毎回涙腺が崩壊します。
自分の全身全霊を懸けて守りたい娘への愛と父親を守りたい娘の愛に終始胸を打たれます。施設を進める人も誰も意地悪で言っている訳ではないのがまた苦しい。
おすすめの名作感動映画ですね。
ゴースト/ニューヨークの幻
1990年アメリカ恋愛映画。
ニューヨークに住む誠実な銀行員サム・ウィート(パトリック・スウェイジ)は陶芸家のモリー・ジェンセン(デミ・ムーア)と穏やかで幸せな生活を送っていた。
ある日二人で「マクベス」を見た帰り道、モリーはサムに結婚したいことを告げる。サムはモリーの方がその会話を避けていると感じていたため驚きを隠せなかった。
その時、二人に暴漢が襲い掛かる、サムともみ合いになり暴漢の拳銃が発砲される。逃げ出した暴漢をサムは追いかけるが取り逃がしてしまう。
諦めてモリーのところに戻ると血だらけの自分を抱きかかえているモリーがいた…。
ロマンスであり、コメディであり、ホラーであり、ファンタジー。愛する人が幽霊になって現れるというストーリーの元祖。
幽霊と聞くとホラーを想像するものですが、この映画は恋愛やコメディなど色んな要素がとてもきれいにマッチしているように感じます。
サムが猫をけしかけるシーンやガスコンロに点火するシーンなど、慌てふためく様や霊媒師のオダ=メイの説得の仕方も必見。笑
悪い事をした人は地獄に、愛で溢れている人は天国にととても分かりやすい構図になってますし、オダ=メイは終始いい仕事をしていて好感が持てます。
CMなどで使われたろくろのシーンとテーマで使われる曲は誰もが1度は目に、耳にしたことがあるのでは?
大切なことを伝えられないまま死んでしまったらどうしよう?なんて考えてしまうとてもおすすめな名作です。
タイタニック
1997年アメリカ映画。監督ジェームズ・キャメロン
1912年に実際に起きた豪華客船タイタニックの沈没事故から84年後、1996年の海上から物語はスタートする。
タイタニックと共に沈んだとされる『碧洋のハート』というダイヤモンドを探索すべく、トレジャーハンターらと小型潜水艇にて捜索を開始する。
上流階級女性が宿泊していたと見られる一等客室から金庫を発見し歓声が上がるが中から出てきたのは『碧洋のハート』ではなく紙きれだった。
その絵に描かれていた裸の女性で、首から下げられていたものが恐らく『碧洋のハート』であるとし、この情報はテレビで放送された。
すると、1本の電話がかかってきた。それはその絵のモデルとなったローズからだった。
ジャックが描いたローズのヌードデッサンはキャメロン監督が描いたもので、ウィンスレットにビキニ姿をお願いして描いたようです。
タイタニック号の史実を忠実に再現するというテーマで企画がスタートし、その中でジェームズ・キャメロン監督が時代背景を調べるうちに出てきた「身分制度」に着目し、身分違いの二人の恋をテーマに物語を進めることに決まったようです。
画家を目指し旅をするジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)はパブで行ったポーカーの戦利品としてタイタニック号のチケットを手に入れ駆け込みで乗船する。
一方、ローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット)は家が破綻寸前なことを理由に良家への政略結婚を余儀なくされており、タイタニック号はまさに奴隷船だった。
ケイトが自殺をしようと向かった船尾にてジャックと出会う。二人は身分も境遇も超えて愛し合う。
沈み行くタイタニックでは様々な生き様、死に様が描かれていきます。我先に生き残ろうとする人、誰かを助けようとする人、家族と抱き合う人。
中でも音楽隊の方々の最後まで豪華客船タイタニックの乗組員らしく優雅な様はそれだけで目頭を熱くさせます。
実際に起きた話を元に考えられているので細部の拘りまで楽しむことが出来る作品です。
間違いなくおすすめの名作映画と言えるでしょう。
ニューシネマパラダイス
1988年公開のイタリア映画。
ローマ在住の映画監督サルヴァトーレ(ジャック・ペラン)(少年期サルヴァトーレ・カシオ、青年期マルコ・レオナルディ)は、故郷の母からの電話で少年時代に親しくしていた映画技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)が死んだことを告げられる。
その夜、ベッドの中で幼い頃にアルフレードと過ごした日々を思い出していた。
終戦後、トトと呼ばれていた幼い頃のサルヴァトーレは母と妹とシチリアの僻地で暮らしており。父親は戦争から戻らず消息不明になっていた。
村の中心の広場に面した協会にある小さな映画館が村の唯一の娯楽施設で、週末になり映写機が回り始めると、アメリカ映画が流れ始め村の人は声援を送ったり、司祭によりカットされたラブシーンにブーイングを送ったりした。
映画に魅了されたトトは何度も映写室に忍び込み、その度にアルフレードに叱られるがお互いに親近感を覚えるようになっていた。
ある日、映写中のフィルムから発火事故があり、映画館は全焼してしまう。トトのおかげで命は取り留めたもののアルフレードは視力を失ってしまう。
映画中の音声は全部アフレコだそうです。時代を感じますね。
終戦後のお話なのですごく時代を感じるの当たり前なんですが、すごくいいなあと思いました。
今でこそ、誰の家でも簡単に見られる映画を、近所の人が集まって同じように泣き、笑いし肩を組んでお酒を酌み交わしたりして。
終戦後ということや僻地ということで基本的情報の窓口はその映画しかない状態で、豊かと言うわけでは決してないのですが、温かさがどこまでも心地いい。
映画に出会い、恋をして、徴兵され、ローマで映画監督として成功する。その1つ1つのページにアルフレードがいて、サルヴァトーレにとっても彼はきっと恩人だったでしょうね。
葬儀の為に久しぶりに故郷に戻ったサルヴァトーレにアルフレードが残したものとは…。
感動の名作間違いなし。是非ご覧になってください。
アルマゲドン
1998年アメリカ映画。主演ブルース・ウィリス、監督マイケル・ベイ
宇宙空間で作業中のスペースシャトルとの交信が途絶えた。原因を追究していると流星雨が直撃していたことが判明。またこの流星雨は大気圏を突き破り地球に到達。ニューヨークなどに大きな傷跡を残した。
また更なる、調査で18日後にテキサス州に匹敵する小惑星が地球を直撃することが分かった。にもし、直撃すればバクテリアも生き残れないほどの死の惑星に変わってしまう。
NASAの立案した作戦は、小惑星に穴を掘り、内部から核爆弾で炸裂させ二つに割ることで軌道を修正するというものだった。
急遽、穴掘りのプロである石油採掘のスペシャリストが招集される。それはハリー(ブルース・ウィリス)率いる、石油会社「スタンパー・オイル」の8人の社員達であった。
エアロスミスが歌うI DON’T WANT TO MISS A THINGは賛否が分かれ、アカデミー賞の歌曲賞とゴールデンラズベリー賞の最低主題歌賞に同時ノミネートされるという不思議な逸話があります。
同じテーマの作品「ディープインパクト」に比べるとエンターテインメント性に重きを置いているイメージがありますね。ブルースウィリスが好きなんでこちらの方が多く見ている気がします。
序盤に繰り広げられる石油発掘の職人気質のハリー達とNASAの職員の温度差が好きでニヤニヤしてしまいます。それでも、同じ人間で、地球の為に最善を尽くすことに変わりはなく。心が一つになっていくところもぐっときます。
宇宙服を見に纏ったクルー達が並んで歩いている姿は何度見ても興奮しますね。
クライマックスのハリーとグレース(リブ・タイラー)のシーンは感涙必至。
感動の名作を是非ご覧になってください。
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
2011年アメリカ映画。原作はジョナサン・サフラン・フォアの同名小説。
宝石店を営むトーマス(トム・ハンクス)はアスペルガー症候群を持つ息子のオスカー(トーマス・ホーン)と調査探検という遊びを行い、「20世紀に共通する物探し」など独特な視点での調査をさせつつオスカーに人との関わりを経験させていた。
ある日、今まで以上に大規模な調査としてニューヨークに幻の第6区があるとオスカーに話し、オスカーはその調査を始めていた。
しかし、アメリカ同時多発テロによりトーマスが亡くなってしまい、オスカーは調査を中止していた。
1年後にオスカーはクローゼットにあった青い花瓶から1つの鍵を見つける。鍵と一緒にあったブラックという名前を頼りにこの鍵の秘密の調査を始めるのだが…。
オスカー役のホーンはそれまで演技に興味はなかったみたいだけど、クイズ番組に出演してたときに、プロデューサーの目に留まったらしい。ちなみにそのクイズ番組では優勝したとか。
未だに脳裏に残るあの凄惨な事件触れる話なので少し気持ちが重くなりそうにもなるけど、それでもオスカーの純粋な思いには何度も胸を打たれる。
ふさぎ込んでいた人の胸に無意識にノックをするようにそっと連れ出してくれるから、人と人との関わりをもう一度教えてくれるような気がします。
鍵の秘密の旅、険悪だった母との関係、たくさんのブラックさん。そのピースの一つ一つがかけがえのないものになってようやく第6区の調査も終わりを迎えます。
こちらもまぎれもなく感動の名作ですね。
マイフレンドフォーエバー
1995年アメリカ映画。
エリック(ブラッド・レンフロ)の家の近くにデクスター(ジョゼフ・マゼロ)という少年が引っ越してきた。彼はHIVに感染していたため、始めは警戒していたが次第に打ち解け合い友情を深めていく。
雑草を煎じて飲んでみたり特効薬探しを続ける二人だが、ある日、エリックとデクスターは、ニューオリンズでエイズの特効薬が見つかったという記事を目にし川を下る旅に出る。
「マイルーム」「マイライフ」「マイフレンドメモリー」のマイ~シリーズの1つとして日本で公開されたのですが、ストーリーの関連性はないようです。
男の子同士の友情って女の子と違って単純で爽快なところがありますね。最初にHIVと聞いて、非難の目を向けてしまうんですけど、エリックが正しい知識を得て、その上自分と同じように一人で遊んでいることに興味を持って、あっという間に仲良くなる。子供の頃って友達が出来るときってシンプルですよね。
ニューオリンズに向かう船の中で、暗闇と宇宙が怖いと告白するデクスターにエリックは自分の靴を渡すんです。それで「夜中に目が覚めた時に、この靴を見て、こんなに臭いエリックの靴があるんだからここは宇宙の訳がないと思え。」そう言われまたデクスターは安心して眠りつくシーンが男の子の旅を思わせてすごく好きなんです。
男の子同士の初めての冒険に様々なトラブルもありながら、向かう2人の行く末は…。
友情が織りなす感動の名作映画です。
小さな恋のメロディ
1971年イギリス映画。監督アラン・パーカー。
ロンドンの公立学校にも関わらず、厳格な教師と我が子を思い通りにした親、そしてそんな大人には従わず自分たちの楽しみや大切なことを守ろうとする子供たちの間ではいつも対立のようなものが渦巻いていました。
大人しい11歳のダニエル(マーク・レスター)も他の生徒達と同じように過ごしていたが、同じ学校に通うメロディ(トレイシー・ハイド)に出会う。
2人はいつしか惹かれ合い、心を許す相手になっていた。恐れを知らない純粋な2人は学校をさぼって海に遊びに出かけてしまうが、学校にバレてしまい校長先生にこっぴどく怒られる。
まだ幼い2人の事情も何も聴いてくれない大人に対し、2人は望みを打ち明けるが…。
当時「Melody」というタイトルで公開したがアメリカとイギリスでは全くヒットしなかった。日本での「小さな恋のメロディ」としての公開で大ヒットを記録したんですね。
どこまでもピュアな映画です。
危うく赤面しそうになるくらいですが、11歳の彼らがほんとに可愛いんです。自分が望むことをやることの何がダメなのかわからず、頭ごなしに押さえつけようとする大人達と対立します。
この時代にはまだ階級制度が残っていて、学校に集まる子供たちもそれぞれの家によって多少の身分の違いもあったと思われます。
恐らく中産階級の家のダニエルと労働階級の家のメロディの恋もその垣根を超えている辺りがより、純粋で自由を感じていいなと思いました。
何より、心から愛し合う2人が疑問に感じる「なぜこんなに好きなのに結婚できなのか」という質問には目頭が熱くなりました。
大人の誰もが本当の答えを知らないその問いを易々と飛び越える2人の純粋な思いにぎゅっと心を掴まれます。
見たことがないなら早く見た方がいいぜ。というブランキージェットシティの歌詞でこの映画を知りましたが、本当に見てよかった。
声を大にしておすすめしたい感動の名作映画です。
まだ見ぬおすすめの名作映画を
ただの映画好きではありますが、たくさんのことを映画から得ていると思います。
たくさんのまだ見ぬ映画に出会えることが楽しみでなりません。
新作も旧作もインターネットで簡単に視聴が出来る時代です。あなた自身が見て、触れて、人生を素晴らしいものにしていきましょう。
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