年明けに何を観ようかなと物色し、ジェームズ・キャメロン監督の作品である“タイタニック”を観ました。
レオ様もお若く、ケイトの美貌も素晴らしかった。
史実ということもあり、タイタニックの結末は周知の事実ですが、そこに地位も境遇も異なる男女のラブストーリーを盛り込むことで世界的な初動興行収入を誇る(2010年のアバターまで世界最高興行収入。18億4000万ドル)作品に。
- “タイタニック”のあらすじ
- “タイタニック”の見どころ
- “タイタニック”のネタバレ感想
について書いていきます。
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目次
“タイタニック”
公開 | 1997年 |
監督 | ジェームズ・キャメロン |
脚本 | ジェームズ・キャメロン |
本編 | 194分 |
出演 | レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンスレット ビリー・ゼイン キャシー・ベイツ フランシス・フィッシャー ジョナサン・ハイド ヴィクター・ガーバー マーク・リンゼイ・チャップマン |
“タイタニック”あらすじ
「タイタニック」は、1912年に実際に起きた史上最大の海難事故を基にした映画です。
物語は、豪華客船タイタニック号の処女航海を舞台に展開されます。
主人公のジャックは貧しい画家で、船に密航していた彼は一等船室のローズと出会います。
ジャックとローズは異なる社会的背景を持ちながらも、お互いに惹かれ合います。
しかし、タイタニック号は氷山と衝突し、沈没の危機に直面します。
ジャックとローズは生き残るために必死になりますが、船は次第に沈んでいきます。
最終的に、ジャックはローズを救うために自らの命を犠牲にし、海に沈んでいきます。
ローズは生き残り、後に老年になった彼女の回想として物語は締めくくられます。
「タイタニック」は、愛と犠牲の物語として世界中で大ヒットし、数々の賞を受賞しました。
“タイタニック”見どころ
リアルな再現
映画はタイタニック号の処女航海を忠実に再現しており、船内の豪華な装飾や客室、デッキなど細部までこだわった美しい映像が特徴です。
沈没事故の再現には、スケールモデルやCG、バハスタジオで製作されたタイタニック号の復元模型などが使用されました。
製作費は2億ドルと、当時の映画界で最も高額な作品でした。
愛の物語
主人公のジャックとローズの地位や境遇を超えた禁断の恋愛が描かれています。異なる社会的背景を持つ二人の間に生まれる愛と絆が心を打つ要素となっています。
監督のジェームズ・キャメロンは、歴史的海難事故の感情的なインパクトを伝えるためには、人間の喪失感を織り交ぜたラブストーリーが必要だと考えました。
スリリングなアクション
タイタニック号の衝突や沈没のシーンは迫力満点で、緊迫感とスリルがあります。
船が沈んでいく様子や人々のパニックが描かれており、観客を引き込んでいます。
また、観客にタイタニックの悲劇を当時の乗客と同様に体験してもらうため、時代背景を忠実に再現することによって作中のタイタニックの様子はほとんど完全再現となっており、本編の冒頭と終盤のシーンとエンドロールを除くと、タイタニックが氷山に衝突してから完全に沈没するまでの2時間40分となるように構成されている。
豪華キャスト
ジャック演じるレオナルド・ディカプリオとローズ演じるケイト・ウィンスレットが主演を務めており、彼らの演技が見どころの一つです。
二人の演技によって、ジャックとローズの感情がより深く伝わってきます。
またキャメロン監督はこの作品について次のように述べています。
「まずこの映画はローズの話です。彼女が成長する話で、そのきっかけをくれるのはジャックですが、彼女は生き延び、映画の最後で“その後”の人生についての写真を見せてくれる。彼女は103歳まで、自分の潜在性を十分に活かしたすばらしく豊かな人生を送ることができたのです。それが、社会から“こうあるべきだ”と押し付けられていることに疑問を感じていた女性の観客たちに共感され、またそうしたことを重要だと考える男性にも届いたのだと私は考えています」。
出典:https://moviewalker.jp/news/article/1125244/p2
悲劇を演じた二人、そして随所に散りばめられている愛の物語と悲劇がこの作品の大ヒットの要因だと語っていました。
感動的な音楽
映画の音楽はジェームズ・ホーナーによって作曲され、壮大で感動的なメロディが映画の雰囲気を一層盛り上げています。
特に主題歌「My Heart Will Go On」は世界的なヒット曲となりました。
“タイタニック”ネタバレ感想
言わずもがなの名作”タイタニック”
ジェームズ・キャメロン監督のインタビューにもあったように史実になぞらえた話にフィクションのラブストーリーが加わり、さらには悲劇をエッセンスにすることでより観る人の心に深く染み込みますね。
女性の意志や階級の違いによる時代ならではの背景もストーリーの大きな味になっているのではないでしょうか?
また、テーマである愛は男女はもちろん、家族や仕事、誇りにまで浸透しています。
ベッドに並ぶ老夫婦、二人の子供に話しかける母親、最後まで演奏を続ける音楽隊、浸水する操舵室の船員と悲しいながらも覚悟と責任の垣間見える情景は涙無くして観れませんでした。
しかし、この作品が伝えたいことは何も愛だけではありません。
沈むことはないだろうと言われた豪華客船が実際に沈没した背景には、船員の慢心がありました。
また、階級の違いによる差別も表面化しなくなったとは言え現代にもそこかしこに見え隠れします。
タイタニックの船室は1等から3等があり、この沈没事故で生き残った人の多くは1等の女性、子供と言われています。
船長の女性と子供が優先!という言葉通り、女性は8割~9割の生存者に対して、男性は2割ほど。
華やかさ、便利さの裏側に潜む危険や、個人の豊かさが保証してくれる命の価値みたいなものの縮図にも見えます。
およそ1500名ほどの方が亡くなりましたが、偽名を使って乗船した人や、急遽キャンセルをした人などがおり正確な人数は分かっていないようです。
これは余談ですが、タイタニック号の乗客の中で、唯一生き残った日本人がいます。
当時鉄道官僚として、1年間ロシアで鉄道研究をしていた細野正文さんです。
この方なんと亡くなった坂本龍一さんもメンバーだった「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」のメンバーでもある細野晴臣さんの祖父だそうです。
ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー /YELLOW MAGIC ORCHESTRA
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