”覗かれたい女視線のエロス”をAmazonプライムビデオで鑑賞しました。
もっとエロティックなものを想像してたんですが←うぉい笑
割と感情が複雑に絡む作品で途中から面白くなりました。
ぼーっとエロい作品見たいときに見るもんじゃないですね。
”覗かれたい女視線のエロス”について解説します。
- あらすじ
- 見どころ
- ネタバレ感想
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目次
”覗かれたい女視線のエロス”
公開 | 2019年メキシコ |
監督 | アクセル・ムニョス |
脚本 | クラウディア・ガリバルディ |
本編 | 76分 |
出演 | ホセ・メレンデス フロレンシア・リオス ヨハンナ・ムリーヨ |
あらすじ
クリーニング店で働くフリオ(ホセ・メレンデス)には親しい友人はおらず、住んでいる部屋の大家や、クリーニング店の上司には変人扱いされながら孤独な日々を過ごしていました。
しかし、そんなフリオには人に言えない密かな楽しみがありました。
それは、気になった女性の部屋に忍び込み、そこでひと時を過ごすというものでした。
クリーニング店に赤いコートを頼んでいたソフィア(ヨハンナ・ムリーヨ)に目をつけ、早速彼女の家に忍び込みます。
口紅のついたコップで飲み物を飲み、ベッドの上で昼食を食べ、本棚にあった本を自分の持ってきた本と同じ本とすり替え、ひそかな楽しみを満喫します。
安い給料のせいで家賃も満足に払えず大家とは口論になり、母から心配され、父からはあきれられているフリオは、憂さ晴らしのようにまた別の人の家に侵入します。
ある日、ソフィアが店にやってきて「今夜うちに来て」とフリオに言います。
フリオは侵入していたことがバレたと思い、悩みながらも謝罪に訪れます。
家に着くと、写真を盗んだことがバレておりフリオは咎められることを覚悟しますが、「写真はあげる」と言いながら、寝室へ来てと誘われますが、フリオは気が動転し、家を飛び出してしまいました。
夜になり家に帰ると、フリオは何者かが、自分の部屋の窓からこちらを見ていることに気が付きます。
慌てて、部屋に入りますが、部屋はもぬけの殻、外からは大家が「明日には出て行ってくれ」とまくしたてます。
混乱の治まらないフリオは大声で怒鳴り返しますが、我に返りベッドに座り込んでいると、床に落ちている見知らぬピアスを見つけました。
翌日、クリーニング店の前で気になる女性を見つけ、部屋に侵入しますが、その女性はフリオの家に侵入していたマラ(フロレンシア・リオス)でした。
”覗かれたい女視線のエロス”見どころ
セリフ少なめのフェチシズムの話
セリフが基本的に少ないので、今こう思っている!みたいな描写は基本的にありません。
フリオは仕事こそしていますが、基本的には引きこもりのコミュ障のような人物。
ただ、気になった女性の部屋に侵入した際の生き生きとした表情がいい。
セリフが少ない中で、自分の欲求を相手に危害を加えずに満たしていく感じ。
まさに覗く男なんですが、不思議と生理的に無理!って気持ちにならないのは同姓だからでしょうか。
原題は’Noches De Julio’『七月の夜』
まずは、どうしてこうなった!?
ほんとに邦題のタイトルってなぜこんなにもセンスがないのか笑
タイトルが”覗かれたい女視線のエロス”でR15にしてしまうとその時点でふるいにかけられてしまうし、タイトルで見るか決める人は見ないでしょうし、逆にタイトルで見ようと決めたい人にはタイトルと内容違う!って評価にしかならないでしょうに。
いや、確かにおっぱいは出ますけど笑
”覗かれたい女視線のエロス”ネタバレ感想
この邦題から入ってしまうと、やっぱり、タイトルほどのエロスは無いっスってなりますし、いろんな部分で中途半端な展開で、消化不良がすごい。
タイトル通りならソフィアのの家でもっといろいろあってしかるべきでしょうし。(あんなことやこんなことが!そうじゃろがい。)
タイトルでかなりマイナススタート感は否めないですね。
でも、もし「七月の夜」ってタイトルで見始めたらかなり違った気がします。
エロスをイメージせずに入った場合は、主人公のコミュ障やフェチシズムに不安感を覚えながらも、人のそういう部分を認めることが出来たんじゃないかなと思います。
そう考えるとホセ・メレンデスの演技も腑に落ちる箇所が多々あり、心の微妙なニュアンスもなんとなく理解出来ますし、同じフェチシズムを持ったマラとの駆け引きからの恋も充分に楽しめますね。
なので、是非、このブログにたどり着いた方はこの作品を「七月の夜」として見てほしいと思います。
あ、マラは着痩せするタイプかもしれません。
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